店名の「マヌートボル」とは、プロバスケットボールNBAの歴代最高身長(231cm)だった選手の名前です。
彼はスーダン出身(現南スーダン)で、世界で最も身長が大きい部族のディンカ族です。
マヌートとはディンカ語で「恵み」「大きな祝福」を意味します。
彼はスーダンからアメリカに移り住み、プロバスケ選手として得た財産の多くを、故郷の難民に対して惜しみなく寄付しました。
来店していただく皆様に幸多かれという想いで、彼の名を屋号として使わせていただきます。
絵本は子どもたちに、写真集は大人たちに多くの恵みを与えてくれるモノと考えています。 ネット書店では感じることができない、直に手で触れた本の質感や本を開くワクワク感をお店で体験してください。
25年を越える雑誌&書籍編集者としてのキャリアから、本を多くの人に届けたいと想う気持ちが強くなり、多くの書店が閉店している昨今の状況も憂い、小さくても実際の本を手にとれる場を作ることを目的にオープンしました。
物件を借り、1年ほど、通りを歩く人を見ながら、多くのお子さんがいるこの街に絵本のお店をと考えました。同時にカッコいい大人が暮らす街、感度の高い方が訪れる街だとも感じました。ゆえ、大人たちには写真集をと考えました。
店内にある大きなソファに座って、リビングにいるような感覚で、置いてある本に触れてほしいと思っています。
発端は移転前のオフィスの通勤時です。カッコいい小さなアートギャラリーが(「マヌートボル」から少し歩いたところ)通勤経路にありました。編集者として写真やイラストにふれてきたこともあって「アートギャラリーをやりたい!」と思ってしまいました。
清澄白河は“アートの街”と呼ばれていますし、ギャラリーやミュージアムも点在していますので、そんな街で、後発で、どんなコンセプトがいいのか模索していました。
熟考した後、四半世紀にわたり本に携わってきたこともあって、本とギャラリーを融合させることにしました。
写真集は写真が、絵本は絵がメインコンテンツ。写真展や原画展などを開催し、本を販売しながら、ギャラリーとしてアートを観ていただくスペースでもありたいと思っています。